どうも、星川(@Soh_RundabanSP)です。
「歪んだこの社会に染まっちまったらお終いだぜ!」
と歌ったのはぼくの好きなブランキージェットシティです。
(クリスマスと黒いブーツ より)
バンドマンのぼくですからもっぱら"そのケ"が強いんですよねぇ。
自由になりたい…。
もっと好きなことを好きなようにしていきたい…。
つまりこの社会からドロップアウトしたい!
そんな想いをず~っと抱えてきました。
たしかにアーティストとして成功することはある種のドロップアウトですが、それ以外にもなにか方法はないのかな?
探してみると意外とあるもんです(笑)
今日はぼくが調べた「社会からドロップアウトする方法」をご紹介します。
同じくドロップアウトしたい人は参考にして下さい。
それぞれモデルケースとなる人物を例に紹介していきますね。
ちなみにぼくは全員大好きです(笑)
①小屋暮らしでドロップアウト!高村友也さん
高村友也さんは安い土地を購入し、自分で小屋を建てて暮らす「Bライフ」というライフスタイルを発信しています。
こちらの本にはBライフに至った理由から、土地の購入、小屋の建設過程、日々の生活費などなどが詳細に書かれています。
もうね、ぼくは読んでいて超ワクワクしました!
関連記事:#ニートの日 に『Bライフの愉しみ 自作の小屋で暮らそう』を読んだら、最高だったので感想を紹介する
例えば「自分の好きなモノだけに囲まれて暮らしたい!」なんて思ったことはありませんか?
ぼくは末っ子でおさがりが多かったせいかそんな願望が強いんです(笑)
Bライフの中で描かれているまったく0から自分の生活を丁寧に作っていく姿…。
何か「生活」がRPGのようにゲーム性をおびて楽しいモノ変わっていくような感じがします。
Bライフで紹介されてる月々の生活費は2~3万円ほど。
その分は何かしらで働かないといけないのですが、まぁでもほとんどドロップアウトした生活ですよね。
書籍以降の生活も高村さんのブログで随時報告されています。
関連サイト:寝太郎ブログ
本格的に小屋を建てたい人はこちらの本が参考になります。
これはオシャレで楽しい小屋の作り方がのっています。
実際の小屋暮らしをレポートしたこちらのブログも参考になります。
関連記事:たるかりブログ | お気楽な生活をローコストで維持する
②ニートでドロップアウト!phaさん
以前は日本一有名なニートと呼ばれていたphaさんはブロガーでもあるのでご存知の方も多いと思います。
ニートというだけあってphaさんの生活はドロップアウト術が満載です。
主にネットを使った技がメインでインターネットによって、
- 暇つぶし
- 収入
- 人間関係
までを確保しちゃうノウハウと考え方がおもしろいです。
『ニートの歩き方』で紹介されているphaさんの月々の生活費は7~8万円ほど。
シェアハウスに住むことで金銭的負担を軽くし、あとはなんやかんやの小口収入をつくることで生活していくスタイルです。
特にインターネットが好きな人にはズバッとくると思います!
余談ですがさすがブログを書いている人の文体だけあって、著書はどれも読みやすいです。
現在まで3冊ほど刊行されていますから気になった本から読んで見て下さい。
③隠居でドロップアウト!大原扁理さん
大原さんの「隠居」というスタイルはかなり実現性が高いです。
フツーに東京の郊外のワンルームで暮らしています。
生活に必要なモノやコトを厳選することで週休5日を実現しているそうです。
月々の生活費は7万円ほど。
それは週に2回の介護の仕事で賄えてしまうそうです。
ぼくはこの『20代で隠居』は愛読書といってよいほど読み返してしまいます(笑)
率直に言ってこの世はいらないモノだらけです。
でもいわゆる「普通」にしていると、いるモノといらないモノの判断は困難を極めます。
「常識」とか「普通」とか「当たり前」とかが色んなメディアを通して発信されているからです。
そしてそれらの多くは宣伝・広告であったりします。
つまり「普通」に生きていたらお金がいくらあっても足りない。
ぼくにとってはそういったものに惑わされず「自分にとって大切なもの」を見極める判断力をチューニングしてくれる本ですね。
④ホームレスでドロップアウト!鈴木さん
究極のドロップアウトはやっぱりホームレスですね。
坂口恭平さんのこの『TOKYO0円ハウス0円生活』で登場するのは「鈴木さん」というホームレス。
もちろんお金はもっていないのですが、恐るべし創意工夫で家をつくり、生活を営んでいる姿が紹介されています。
正直、ホームレスの生活って気になりますよね?(笑)
家は何でできているのか…。
収入はまったくなくて平気なのか…。
そもそもずっと続けていけるのか!?
また別の本になりますが同じく坂口恭平さんの『モバイルハウス 3万円で家をつくる』には「都市の幸」という言葉がでてきます。
海の幸、山の幸…それらと同じ概念で都市にも採集できる幸があるというのです。
それは使い古したバッテリーであったり、ビニールシートであったり、とにかくまだ使えるものが実は都会にはたくさんあるのです!
読んでみると人生観がグラグラ揺さぶられて戻ってこれなくなるかもしれません(笑)
ホームレスに偏見のある人ほど読んでみると良いかもしれまえんね。
結論:完璧なドロップアウトは難しい…
そもそもドロップアウトの定義ってなんでしょうか?
Googleによれば、
とのこと。
むむむ…「組織」ならともかく「社会」から脱落って厳密に言うと難しいですよね。
ここまで紹介した人もアルバイトをやっていたり、ネットを利用したりと立派な社会の一員であるとぼくは思います。
大原さんが著書の中で書いていた「隠居は世捨て人じゃなくて世離れ人」という言葉が言い当て妙ですね。
むしろこの社会のルールをクレバーに読み解きうまく利用しているのが上記の人々であるように思います。
たまたまかもしれませんが割とみなさん学歴も高いですし。
ドロップアウトしてみた?
ちなみにぼく自身も彼らのドロップアウト術を学んでドロップアウトを試みています。
まずは大原さんのように東京の郊外の格安賃貸に住む。
ぼくは今1K風呂トイレ別で家賃3万4000円のアパートに住んでいます!
これにより生活費をグッとおさえることに成功しました。
毎月10万円ぐらいで生きることができます。
そしてphaさんのようにネットを駆使して収入や人間関係を広げる。
今のところはぼくはネットを使ったフリーランスとして生計を立てています。
お陰様でかなり自由なペースで働けますね。
あとはやっぱり小屋かな~。
さらなる生活費の削減によってもっと自由な暮らしを!
「都市の幸」をガチで収集するのもおもしろいけど、今やメルカリやジモティなどで不用品が流通していますから、ホームレスノウハウは概念的にはすぐ実践できます。
願わくばドロップアウトもドロップインもしやすい社会に
ぼくは普段バンドの友達とかを見ていて「あ~、ドロップアウトしたら良いのにな~」って思うことが結構あるんですよね。
少なくともある程度の年齢を超えるとフリーターでいる方が不安だと思うんですよ。
一度ドロップアウトできたら「時間」という資源をゲットすることができます。
そして時間とはそのまま「可能性」であると思います。
今や学びのコストはどんどん下がってますから、ドロップアウトすれば2~3年後は全然違う自分になれるでしょう。
そんなドロップアウトのメリットをちゃんと享受できないのは「なかなか元に戻れない」からだと思うんです。
つまり社会に"ドロップイン"するハードルがめちゃくちゃ高い。
だから実は自分に合わない「社会」というヤツからドロップアウトできずに人生を浪費してしまう…。
中には自ら命を絶ってしまう人すらいるんです。
モデルケースで見るように、まちがいなくドロップアウトはしやすい社会になりました。
そしてそれは結構幸せな生活ですよ(笑)
次はぜひ一度ドロップアウトした人が再度ドロップインしやすくなる社会へと成長してほしいな~なんて思いました。
今回ご紹介した人たちや本。
どれもとっても素敵ですので是非読んでみて下さいね!
ちなみに冒頭で紹介したブランキージェットシティのヴォーカルギターである浅井健一氏は高校卒業時に進路を、
- 暴走族か
- ロックバンド
で迷ったそうです。
ははは…ベンジー次元がちげー。
それでは!