俺、まちがってねぇよな?

ぼくの生存戦略

#わざわざの働きかた を読みました。小さな会社の経営を学べる貴重な本でした

どうも、星川(@Soh_RundabanSP)です。

 

ぼくは今現在、個人メディアを中心とした執筆業で生計を立てています。

いつのまにか個人事業主になって丸2年が経とうとしています。

 

独立当初はとにかく毎日をやりきることに必死でしたが、最近は「これからどうしたいか?」をよく考えるようになりました。

独立とは自分の事業を経営することであり、自分の周りの経済を作っていくことです。

どんな経済を目指して、日々どんな風に過ごしていきたいか?

 

そう考えた時に1つ答えとして出てきたのが、

「経済は小さく、志は高く」という経営でした。

 

経済は小さく、というのは決して「儲けは悪!」ということではなく、身の丈の経営であり続けようということ。

利益がどうとか、売り上げがどうとかではかく、目の届く範囲で仕事をしたいという想いです。

 

志は高く、とは仕事を突き詰める姿勢。

仕事それ自体のクオリティにこだわろうすること。

 

例えばある伝統工芸の職人さんがいたとして、おそらく彼の経済の規模はあまり大きくありません。

何百万人に認知されていたり、何十億も稼ぐことはないでしょう。

しかし「もっと良いモノを作ろう」という志はきっと高い。

 

そしてその高い志こそが伝統としてその工芸が存在し続ける所以なのだと思います。

 

個人事業主としてこれからずっと働き続けたいと思った時、"大きさ"よりも"高さ"にこだわっていくことが必要なのでは感じています。(少なくとも今は)

 

しかし、そんな仕事は果たして可能なのでしょうか?

なにかとても理想論のようにも聞こえますよね。

 

目指すべき姿をゆらゆらと模索する中で、ふっと頭に浮かんできたのが「わざわざ」というパン屋さんの話でした。

パンと日用品の店「わざわざ」は長野県の東御市御牧原というところにある「山の上のパン屋」です。

 

ぼくがわざわざを知ったのは、リビルディングセンタージャパン(通称リビセン)の会社案内の冊子でした。

興味深く読ませていただきましたが、その時はなんとなく記憶の片隅に止めておくだけ。

 

しばらくして、わざわざ代表の平田さんが書いた山の上のパン屋に人が集まるわけという記事が大変話題になります。

「あ…リビセンの本に載ってた人だ…」と思い、読んでみるとそのユニークな経営に大変惹かれました。

 

それからわざわざの存在がどうもひっかかり続けたのは、やはりその経営が「経済は小さく、志は高く」と似ていたかもしれません。

調べてみると、わざわざは採用では代表の平田はる香さんが執筆し、自費出版している『わざわざの働き方』を読んで感想文を送ることが条件だとか。

 

まさに自分が知りたいことがどんぴしゃで書いてありそうなタイトル。

これからの自分の参考にしようと読んでみました。

 

忘れかけていた、信頼の作り方

わざわざの働きかた表紙

『わざわざの働き方』を読んで、まずひとつ「信頼関係ができるまで」の項に書いてあることが心に残りました。

 

昨今は評価経済だとか、信用経済といった言葉が聞かれ、改めて人とのつながりについて見直される機会が増えていると思います。

では信用だとか、信頼だとかはどうやって積み上げていくものなのか。

 

平田さんが信頼関係を構築していく過程は以下のような感じだそうです。

さて、信頼はどうやってできていくのだろうと振り返ってみると、やはりこれも小さな行動の繰り返しを積み重ねるということしかない。仕事ができるできないとかスピードが速い遅いというのは、個人差があるのであまり関係はなく、呼びかけると返事をしてくれるというような小さなコミュニケーションと、頼んだことが滞りなく終わっているという、ただの事実の積み重ねから信頼が生まれてくる。不思議なことだが、大きな仕事を頼んで達成したということが大きな信頼になるかといったら、そうでもない。おおきな 仕事を一度やって去った人間よりも、小さなことを着実にこなしてくれた人への信頼の方が大きくなることが面白い。

なるほど、たしかにぼくもこれはちょっと思い当たるフシがあります。

個人事業を始める前、スーパーマーケットで働いていたのですが、確かに信頼が置ける人は小さなコミュニケーションを大事にしている人だった気がします。

 

特にネットの世界ではそうですが、信頼とは派手で自信家の人に集まるように見えるのです。

それだけのが信頼のカタチだとしたら、ぼくは疲れてしまうでしょう。

 

でも信頼とは本来もっとシンプルで、淡々としたものです。

『わざわざの働き方』を読んで、忘れかけていた信頼の作り方を思い出して勇気をもらえました。

 

知っておくべき、経営の前提

経営とはつまり何ぞや?と考えた時、シンプルでハッキリした答えを求めてしまっていた気がします。

普遍的で圧倒的な正解が存在しているような。

 

しかし、この一文を読んでハッとさせられました。

様々な経営パターンを知る内に、誰もがオリジナルの手法で成功に至っていることを知りました。経営の苦労というのは似たものがありますが、業種、状況、景気、土地、人間、運、経営を左右する要因は千差万別で、全ての事業に当てはまる解法はありません。独自の方法を考える必要があります。

これはおそらくまぎれもない現実で、経営者としてさけられない前提であるように思いました。

では何を軸に経営を組み立てていけば良いかと言うと、それはやはり「志」の部分なんだと思います。

 

わざわざの経営判断には経済的合理性にはそぐわないものもいくつかあるようでした。

「丸い組織」「アルバイトの自由出勤」などユニークな制度もそうですが、家族との時間を大事にするために大きな仕事を断るエピソードも紹介されています。

 

「こうありたい」という志=人生哲学みたいなものが、如実に経営に反映されており、それでいて事業を成り立たせる努力を忘れない。

大いに参考に姿勢にしたいです。

 

小さなお店の経営者は読んでみよう

わざわざの働きかた

志だけでなく「事業を成り立たせる努力」の方法も存分に披露されていますが、それはぜひ『わざわざの働き方』を買って読んでみて下さい。

また同時に山の上のパン屋に人が集まるわけも読んでみてほしいですね。

 

特にネットを使った発信に関する部分は現代の個人事業主の必須スキルといって良いのではないでしょうか。

ブログ、フェイスブック、インスタグラムと様々なツールを使ってきた遍歴と取り組み方が非常に参考になると思います。

 

そもそもですが「小さなお店の経営論」が読めることが珍しいですよね。

街の喫茶店や八百屋さんなど「どうやって成り立っているのかな?」と同じ個人事業主としてとても気になります。

 

その内実をこうも惜しげもなく本は他にそうはないと思います。

ぜひ個人事業主の方は読んでみて下さい。

 

『わざわざの働き方』はわざわざのネットショップで購入可能です。

⇒わざわざの働きかた - パンと日用品の店 わざわざ オンラインストア

 

 

以上「わざわざの働き方」についての話題でした。

参考になったらうれしいです。

 

それでは!